溶剤処理装置のしくみ

本装置は、金属洗浄分野の溶剤回収機として開発されました。
そのしくみは次のようなものとなっています。
- 洗浄槽より吸着ブロアにて活性炭の入った吸着塔に溶剤ガスが送られ活性炭を付けます(吸着)。(図①)
- 活性炭に吸着された溶剤ガスは、清浄空気となり大気に放出されます。(図②)
- 吸着塔にボイラよりスチームが入り、活性炭から溶剤を分離させます(脱着)。(図③)
- 溶剤ガスの混ざったスチームは、コンデンサに入り溶剤と水の混ざった液体になります(凝縮)。(図④)
- 溶剤と水の混ざった液体は、水分離機で水と溶剤に分けられます。(図⑤)
- 溶剤は回収溶剤取出口より排出され再利用が可能となります。(図⑥)
- 分離した水は溶剤が溶け込んでいる場合があります(溶剤の性質に依存します)ので、バッキ槽にてバッキを行い、気体は吸着ブロアにて吸着塔に送られます。(図⑦)
- バッキされた水はクーリングタワーの補給水として利用することができます。(図⑧)
このような一連の流れにより溶剤洗浄のクローズドなシステムを実現させています。
環境への汚染負荷対策の鍵は、排出源での放散防止です。
この溶剤洗浄のシステムクローズド化は、そのための追加的装置導入においても、またさらに日常の運転管理においても画期的な取り組みではなく、その洗浄現場に合った工夫がその効果を促進します。これらの効果の積み重ねが、洗浄におけるゼロエミッション達成に向けた推進力であると考えます。
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